釣果アップのコツ?潮汐について知ろう!

波

潮干狩りに行った事のある人ならよく分かると思いますが、潮って思った以上に引くんですよね。
潮の満ち引きは当然釣りをする上で関係しています。
もしまだご存知ないのであれば、これを知った上で釣りに行くと、釣果がアップするかもしれませんよ!

潮の満ち引きで釣果も変わる?

「干満」と「潮汐」とは

潮の満ち引きにより発生する、干潮・満潮は聞いたことがあると思います。
潮が引いた状態を「干潮潮が満ちた状態を「満潮と呼び、合わせて干満と呼びます。
そして、海面の水位が上下する現象を潮汐と呼びます。
潮汐が発生する原因には、天体によって引き起こされる「起潮力(潮汐力)が関係しています。
この干満と潮汐は釣りをする上では大事なポイントとなりますので、しっかり覚えておきましょう。

天体が絡んでくる?月と地球と太陽の引っ張り合い

潮の満ち引きが起きる原因は?

何故潮の満ち引きが起きるのでしょう?
それには月と地球の関係が影響しています。

月は地球の内部にある点を重心として、地球の周りをぐるぐると回っています。
地球は月からの引力の影響を受け、地球の表面にある海水および地殻が月の引力に引き寄せられます。
月に一番近い地点(月の真下にくる地点)が一番影響を受けて盛り上がり、海水面が引っ張られることで満潮が起きます。
そして、その反対にある地球の右側も左側と同じように満潮になります!

…何で反対側なのに満潮になるかって?

反対側は反対側で、地球が月と同じ重心の周りを回転する際の遠心力による力が発生するからだと言われています。
このため、地球に対して海水面は左右に引っ張られた楕円形になると思ってください。



月の真下を0度とすると、0度と180度の部分は満潮になります!それに対し、90度と270度の部分は左右に引っ張られた分潮が引くので干潮になります!
天体の引力や遠心力によって潮汐が起きるこの力を起潮力(潮汐力)と呼びます。

干満は約半日周期で起きている!

干潮・満潮は、多いところで1日に2回ずつ発生します。
それは地球が自転していて1日1回転するから。※実際には24時間より少々短いようですが。
先ほどのように、月の真下の地点を0度とすると、地球は一回転する間に0度~360度を一周することになります。
そのため、一周するまでの間に満潮⇒干潮⇒満潮⇒干潮…という風に満ち引きを繰り返します。

ただ、月は地球の周りを公転しているため、ピッタリ半日周期ではありません。
干潮から満潮までの間には約12時間25分程度かかるとされています。
1日につき約50分程のズレが発生する上、天体による影響以外にも、海水自体の慣性や気圧や湾岸の形状などが影響してきます。
つまり、色んな影響によって干潮と満潮の発生する時間は各地点で異なります。

天体による「天文潮」と気象による「気象潮」!

すでにややこしいと思いますが、もう一つ深く関係してくる天体があります。
それは太陽です。
月の次に地球に近いのは太陽です。太陽からも引力の影響があります。
月と太陽と地球の位置によって海水面が更に上下します。

月と太陽が重なった状態の新月と、月と太陽が地球を間に挟んだ状態の満月の日の数日前後は、月と太陽の起潮力の方向が重なるため最も強く影響します。
海水面もその分引き寄せられ、干潮と満潮の潮位(海水面の水位)にいつもより差が出ます。
この潮位の差が一番大きい時を「大潮」と呼びます。

そして起潮力が一番弱い日があります。それが半月の時。
半月の時は月と太陽が地球の直角にあるため、両方からそれぞれの方向に引っ張られて起潮力の方向も直角にずれます。
当然潮位の差は一番小さくなります。これを「小潮」と呼びます。

また、新月と満月の間に発生する潮位の差によって名前がついています。

中潮は、大潮と小潮の間の期間の事。
長潮は、小潮の後、最も潮位の差が小さくなる期間の事。
若潮は、長潮を経て、大潮に向かって潮が大きくなる期間の事。「潮が若返る」という意味で若潮と呼ばれています。

大潮⇒中潮⇒小潮⇒長潮⇒若潮⇒中潮⇒次の大潮 という順を繰り返します。
月の満ち欠けは一周に約一ヶ月かかるため、大潮と小潮は一ヶ月にほぼ2回ずつ発生することになります。
このように、月や太陽など、他の天体の影響を受けて起きる潮汐を天文潮と呼びます。

さて、天体による影響の他にもまだ海面に影響を及ぼすものがありますよね?
それは台風などの気象による影響です!
台風の日に釣りに行く人はいないと思いますが、気圧や風などの影響でも潮は上下します。
このような潮汐を気象潮と呼びます。

釣り人的に魚を釣りやすいのはいつ?

これだけは覚えておこう!ダメなパターン

大潮の時は、潮の満ち引きが大きく、潮が引くと魚が遠くに行ってしまいます。
そのため、大潮の干潮はオススメできません。
また、干潮時と満潮時は潮の動きが止まる潮止まりが発生します。
潮の流れが止まると魚も動き辛くなるので、基本的にはあまりオススメできません。※狙っている魚種にもよります。
干潮と満潮の前後2時間程度が一番潮が動きやすく狙い目とされています。

なお、大潮の日は潮の動きが良くオススメされていることもあるのですが、場所によってしまいます。
潮の動きが良くても、流れが速いと泳ぎが苦手な魚は動かなくなります。
小潮の方が釣れるところもあるんだとか。
釣り場によって変わるので、行き先の近くの釣具屋に聞いてみましょう!

潮汐表(潮見表)を活用しよう!

「そもそも大潮の日とか干満の時間ってどうやって確認するの?分かんなくない?」って思いますよね?
そんな時に活躍するのが潮汐表(潮見表)です!!

潮汐表とは各所の海を観測し、統計を取って干満の時間や潮位などを予測した表です。
潮汐表はネットで検索すれば色んなサイトのものが出てきます。
特に気象庁の公式HPには、潮位観測情報も載っています。
もし手元に潮汐表が欲しい場合は、釣具屋などで貰うのが一番手に入れやすい方法です。
ただ、いずれも特定の地点で観測したデータによって作られているので、観測地点と釣りに行く先とでは誤差が生じます。
ズレが生じる可能性があることを念頭に置いて動きましょう。

潮汐を調べられるこんなアイテムもあります。

釣り場に通い詰めるのがベスト

最終的には、お気に入りの釣り場があるならそこに通い詰めるのが一番良い方法です。
潮汐表と照らし合わせながら、干満の時間や潮位をできるだけメモなどに記録しておけると今後役に立ちますよ!

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